ENGLAND探訪記 #3

第3回目は世界最古のパブと呼ばれる場所をはじめ、オーナー自らが英国に足を運んだ際に虜になったスポットを紹介。

Ye Olde Trip To Jerusalem

ロビン・フットの像があるノッティンガム城から徒歩2・3分のところ。
城壁に接するように建っているのが、「ジ オールド トリップ トゥ エルサレム」です。

パブ正面の外観は比較的新しく、コートヤードは今風にアレンジされ「本当にイギリス最古のパブ?」と思うほど。
このパブは内部の作りが魅力的で、パブの部屋のいくつかは城壁の砂岩を内側に掘り込み、迷路の洞窟のようになっています。
昔はお城の中にお酒を運んでいたため、その名残の穴が開いていたりします。

歴史を感じますね。

Jerusalem Tavern

ここはオーナーである私が、ロンドンで一番好きなパブです。

サフォークにあるブリュワリー St.Peter’s直営のパブで、こちらもまたまたロンドンで最も古いパブの1つとして有名です。
(最古だとか、最も古いとかイギリスはそこら中にあります、笑)

まず、雰囲気のある壁添えつけのタップがとにかくイケてます。
歴史が長いだけに長年使われたきたであろうヴィンテージ風の椅子やバーカウターやテーブル、ベンチ、すすけた暖炉までも全てが純粋にかっこいい。
1階と2階の作りになっていて、2階からBAR manの慣れた作業やローカルの人々が話しをしている姿を見るのがなんかいいんですよね。

The Old Coffee House Soho

そして最後はロンドンSOHOでの人気店です。

当ショップ、メインブランドとして取り扱いをしているUniversal WorksのDavidにロンドン訪問時に連れて行ってもらいました。
(※その時は人が多すぎて入れなかったのですが。。)

古い真鍮(しんちゅう)のバケツやふいご、楽器などが天井から所狭しとぶら下がっていてちょっと面白い作りです。
壁を覆う装飾品の隙間に、サッカーの神様ペレのサインもひっそり飾られているようです。(当時は見つけられず)

そんなこんなで、エール片手に宝探し気分も味わえるPUBとなっています。
訪問した際にはロンドンにある「Brodie’s」と言う小さいブリュワリーのリアルエールが飲めて、とにかくそのビールがサイコーに美味しかったのを今でも覚えています。

ロンドンにはまだまだ大好きなパブはたくさんありますが、まずはこの3つをご紹介させて頂きました。

ちなみに、当ショップを運営する会社の名は「株式会社Pubulic House(パブリックハウス)」。
名前の由来はイギリス全土にあるPUB=「Public House」から来ています。

PUBはこの略であり文字通り「公共の存在」を意味します。
お酒を飲むことはもちろん、友人との会話を楽しんだり、ライブを楽しんだり、さまざまな楽しみ方をする場所となっています。

なぜ、英国文化由来の「PUB」を会社名、ショップ名に採用したのか。
それは以前の記事でも書きましたが、その名の通りイギリスのパブのように、気軽に人が集まれるような場所を目指したいという想いを込めたからです。

洋服を通じて、お酒を通じて、『英国文化に内在する多くの魅力を感じながら』楽しめる場所を提供するということをPubulic Houseではこれからも実現していきたいと思っています。

それにはリアルな場所が必要です。
ゆくゆくは「PALE Pubulic House 」もそんな公共の存在を作ることに挑戦していきたいと思っています。

いつの日か、お楽しみに。